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zoom RSS 愛国心教育は必要?不必要?

<<   作成日時 : 2006/06/13 09:04   >>

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 毎日新聞でメールによる愛国心教育アンケートをやっていた。
愛国心教育は必要?
 今回の問いは「愛国心教育は必要? 不要?」です。折しも国会では教育基本法改正案が審議入りし、愛国心教育を盛り込んだ政府案(我が国と郷土を愛する態度を養う)を巡り、論議が始まりました。私たちも石田さんと一緒に、この問題に白黒つけてみましょう。ご意見も歓迎します。
 6月4日まで受けつけ、結果は12日の本欄で紹介します。毎日新聞
その結果が今日出ていた。
愛国心教育は必要?不必要? 
 ◇自然に心に湧きだすもの

 いよいよサッカーのワールドカップが始まった。国別対抗の真剣勝負を観戦しながら、日本代表を応援するのは文句なしに楽しい。国を背負って戦う若い選手の姿に、胸が熱くなったりもする。

 でも、これって愛国心なのかなあ。学校で教えられるのかなと、この国に暮らす人のほとんどは、今回の教育基本法の改正論議には微妙な感覚を抱いていると思う。アンケートも、ほぼ半々という微妙なものだった。
投票結果
 <有効投票数>6303 男3465、女2838
 (1)は必要、(2)は不必要

 <全体> (1)46.1%(2)53.9%

 <男女別>
男(1)51.3%(2)48.7% 女(1)39.8%(2)60.2%

 <年齢、男女別>
10代以下男(1)36.6%(2)63.4% 10代以下女(1)53.4%(2)46.6%
20代男  (1)47.8%(2)52.2% 20代女  (1)37.3%(2)62.7%
30代男  (1)50.6%(2)49.4% 30代女  (1)40.3%(2)59.7%
40代男  (1)56.9%(2)43.1% 40代女  (1)43.2%(2)56.8%
50代男  (1)54.0%(2)46.0% 50代女  (1)44.1%(2)55.9%
60代男  (1)63.6%(2)36.4% 60代女  (1)35.7%(2)64.3%
70代以上男(1)51.6%(2)48.4% 70代以上女(1)56.2%(2)43.8%
「ほぼ半々という微妙なものだった。」と有るように優位な差とも思えない。
意見の抜粋が有る。まず賛成派
「日本文化にもっと目をむけられるような教育なら大歓迎」(匿名さん・住所不明)「アメリカの片田舎に住んでいます。小学校では毎朝子どもたちが体育館に集まり、『星条旗に忠誠を誓う……』といった決まり文句を全員で唱和。日本人ももっと自信をもつために、アメリカみたいに愛国心を育てましょう!」(匿名さん・ケンタッキー州)「愛国心=戦争への懸念という構図は考えすぎでは。自国を愛し、誇りをもつことは国際化社会において基本中の基本です」(匿名さん・北海道小樽市)「必要だけど、愛国心という言葉が威圧的。いい案が浮かばないけど『いいじゃん日本教育』なんてどうでしょう」(匿名さん・愛知県碧南市)
そして反対派
「私を愛してと要求して、愛してもらえますか。愛国心教育は無意味です。愛されるような国づくりこそ大切」(嘉一郎さん・大阪府吹田市)「実施したところで今の総合教育のように漠然としすぎて、子どもたちに教えられるものではない」(望さん・東京都小金井市)「愛国心のまえに『家族を愛する』『隣人を愛する』普通の教育が必要。教育という名の強制は百害あって一利なし」(匿名さん・ドイツ・ベルリン市)「そんなことを考える暇があるなら、教育の質と教師の質をあげるべき」(匿名さん・住所不明)と、こちらは実際的な意見が多かった。
これを受けてコラムでは白黒をつける。
投票の結果を見ると、男女と年齢別にばらつきはあるけれど、成人男性は賛成派が多く、成人女性は反対派に傾いているようだ。この問題はむずかしいなあ。過去の戦争の記憶が残っているしね。

 でも、やはり白黒つけましょう。微妙な差だけど、愛国心教育は不必要だと。だいたいゆとり教育のつぎは愛国心だという節操のなさにあきれてしまう。国会も文部科学省も、どうしてこんなに軸がぶれるのだろう。

 それに、やはり「愛する」という心のなかの問題に、国が手をださないほうがいいとぼくは思うのだ。仮にこれが「愛猫心」とか「愛うどん心」だったら、どうだろう。誰だってそんなの人それぞれの勝手だよとこたえるに違いない。愛○心の○印になにがはいっても、その対象への愛を育てるのは、ひとりの人間の心のなかから湧(わ)きだす自然な力なのだ。この点でぼくが大賛成のメールを最後にひとつ。「人間にとって最も美しい『愛する』という自発的な行為を強制させることに納得がいきません」(三成さん・東京都府中市)。無理して愛国心を教えるまえに、もっと魅力のある国に、みんなでしていこうよ。
やや強引だが結論「無理して愛国心を教えるまえに、もっと魅力のある国に、みんなでしていこうよ。」には大賛成である。

 意見をみると賛成反対で特徴があるように思う。
 海外在住者に賛成が目立つ。海外在住者はいやおう無しに国というものに対面し、国の意識は高まる。また居住国に外国人である邦人を保護する義務が無いので、国家を希望的に信頼せざるを得ないと言う事情も賛成に傾く要因だろう。
 キーワード的に拾ってみると、賛成派では「日本文化」「日本人ももっと自信をもつために」「自国を愛し、誇りをもつこと」「日本教育」反対派では「私を愛してと要求して」「愛国心のまえに『家族を愛する』」「『愛する』という自発的な行為」と微妙に違う。
 これは「国」と言う概念の違いなんだろうと思う。賛成派は郷土の延長上にある一体としての「国」を意識しているようだ。反対派は国家としての「国」を意識しているようだ。アンケートをとる際に、「国」の意識を設問にいれ、分類することが必要だ。
 郷土の延長上の「国」を否定する人は少ないだろうし、それを自然な形で(強制ではなく)教育することについては賛成が多いだろう。
 しかし戦前の教育を踏まえ、国家が「愛国心」を言う時にはそれを警戒する人も多いだろう。それが「現実的な見方」と言うことなのだろう。

 結局前提の無い「愛国心」教育に賛成か反対かの問いは、国家を信頼しているか否かの問いに等しいのだろう。このようなアンケートのとり方は「郷土愛」と「国家愛」を混同させ、良い結果にはならない。

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