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日本国憲法は読めば読むほど味わい深いと言うのが今の思いです。私は憲法学者ではないので誤解などしているかも知れませんが、あくまでも思いということで。 最近は権利ばかり主張して義務が無さ過ぎると言われています。義務といえば三つですね。納税、義務教育、勤労。 しかし最近勤労には権利も有ったということに気がついた。 第27条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。 勤労は義務だと思っていたのにどうして? 最近「大いなる休暇」と言う映画を観た。 カナダの小さな島の島民たちは失業保険で生活する毎日だったが、大規模な工場誘致の話が持ち上がり、「働けるぞ」と狂喜乱舞。しかし、島に定住する医者がいることが条件にもかかわらず、この島に医者いなかった。そんな中、元町長のはからいで、若い医師がバカンスでやってくる。島民たちは医師に島を気に入ってもらい、定住してもらうべく、あの手この手で医師を接待する…。最後に近い場面で町長がこれが真実だと医師に言うのだ。「漁業が不振で8年間失業保険で暮らしている。」医師が定住すると表明したあと、「これで我々は誇りを取り戻せる」と。(ネタばれごめんね) そう、勤労は人間の誇りに直結しているのだ。 昔テレビで見たどこかの部族、男は全員仕事が無く、毎日ばくちをしている。 アメリカインディアンは定職につくことが少なく、酒を良く飲む。 会社をリストラにあい、職業につけない人。 就職氷河期で定職に付けなかった人。 皆誇りを奪われた人だ。努力が足りないからそうなったのか。むろん競争に勝って就職した人もいるだろう。しかし逆は真ならず。就職できなかった人も能力が無く努力しなかったとは限らないのだ。 憲法は政府に国民が要求しているものだ。 第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。ここには国の行うべきことも書いてある。 職業も無く収入の無い人には生活保護、年金があり、その額はともかく国は努力していることになっている。勤労についても国は失業率を算定し、景気回復政策を採っている。しかし国民の権利を確保するの充分なのだろうか。求人は充分有ると言っているが、新聞折込を見ると派遣やアルバイトばかりだ。結婚し子供を育てようと思えば安定した職業が必要なのだ。 勤労は国民の誇りにとって必要だ。健全な精神を持つ人にとって、生活保護で暮らすことは誇りを無くす苦痛なのだ。それゆえ生活保護を申請しない人もいると思う。国の義務は誇りのもてる仕事を、その人の能力、状況に応じて提供できるようにすることだ。 身体障害者にもその能力に応じて職業を用意すべきなのだ。かつて目の見えない人の特権的職業は按摩だった。憲法の出来る前のほうがよほどよかったと言うことか。 女性は男性とは違う面がある。その特性に応じた働き方は女性の権利なのだ。決して少子化対策のためではない。 新自由主義のもと、国は憲法に書かれた義務をサボっている。再チャレンジと称して国民に努力を強いることも必要かもしれないが、同時に国民一人一人に誇りが持てるような職業を確保する努力をするべきだろう。 それが出来れば、国民は自然に「愛国心」も持つだろうし、子供を作ろうと思うだろう。 |
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もともと憲法というのは、国民が権力たいして、住みやすい国を作れと突きつけるものだった。欧米の歴史をみれば、市民が領主や王にたいして横暴な振る舞いをするなと要求するものだった。「愛国心」というのは、国民に愛されるような国を作るべく権力者が心すべきものであって、権力者が国民に求めるものではないだろう。 |
首藤 URL 2006/10/22 15:14 |
首藤さん コメント有難うございます。 |
飯大蔵 2006/10/22 20:42 |
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